以前「【2020年】Amazonプライムデーで買うべき、インナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン」で紹介したワイヤレスイヤホンの中から「TaoTronics SoundLiberty 92」という製品を買ってみたらコスパ最強だったので紹介します。
もともとワイヤレスイヤホンは持っていたのですが、カナル型が少し苦手で、インナーイヤー型を探していました。そこにAmazonプライムデーが運よく重なって、思い切って「TaoTronics SoundLiberty 92」を買っちゃいました。事前にスペックなどは調べてはいたものの、Amazonで¥4,999と低価格にもかかわらず使ってみると思ったより音も使い勝手もよく安さだけじゃない「TaoTronics SoundLiberty 92」の魅力を
- 左右同時伝送式Bluetooth
- 13mmドライバの音質
- 防水IPX7
- 軽量・コンパクトの使い勝手
といったスペックで気になるところを中心に実際に使ってみたレビューを紹介していきます。
コスパ最強の「TaoTronics SoundLiberty 92」を紹介します!
TaoTronics SoundLiberty 92
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外観と付属品
まずは、外観と付属品ということで見てわかるところから。
パッケージです。最近の製品は、イヤホンに限らずパッケージが小さくていいですね。透かしのようにイヤホンのシルエットが写っているのがおしゃれです。(写真でわかるかな?)
イヤホンケースです。めちゃくちゃコンパクトで軽いです。イヤホンが4.7g×2、ケースが33.6gです。軽いので長時間つけていても疲れません。ケースはつや消しになっていて、指紋が付きにくく、肌触りがいい仕様になっています。インジケーターは正面の「TAOTRONICS」のロゴの上1か所のみで、バッテリーの残量はわかりませんが、充電中は点滅、充電完了で点灯するのでケースの充電状況はわかるようになっています。
底面にUSB-Cの充電用端子があります。安いだけでなく、ちゃんと今のトレンドをおさえています。バッテリーの持続時間は、イヤホン本体で5時間、充電ケースが25時間です。この大きさ重さでこのロングライフは驚きです。
中をかけるとこんな感じ。イヤホンが縦に収まっています。
イヤホン本体です。ピアノブラック調ですね。プラスチックですが黒なので落ち着いて見えます。iPodと同じうどん型です。
正面から見たところです。逆三角形の部分がタッチセンサーになっていて、操作はここをタッチして行います。タッチなので、ボタンを押し込む必要がなく耳が痛くなるようなことはありません。感度もいいです。
背面から見たところ。穴が左、右、上の3か所あることがわかります。(上は見えませんね。すみません。)上の穴は、おそろくマイクだと思います。通話や音声アシストが使えるので。
これだけ穴があいていて防水IPX7というのは優秀です。スポーツやアウトドアにも最適です。
横から見たところ。ここから音が主に出てきます。
反対の横。何にもないですね。(^^;
付属品です。左下から時計回りに
- 説明書
- スタートガイド
- 問い合わせ先
- USB B-C ケーブル
- 本体
となっています。ケーブルが付属しているので、USB-Cもってなくても安心です。
TaoTronics SoundLiberty 92
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左右同時伝送
完全ワイヤレスイヤホンを使ったことがある人なら、一度は経験があるペアリング切れ。ストレスたまりますよね。この TaoTronics SoundLiberty 92 は、ペアリング切れが起こりにくいのが特徴です(私は一度も切れたことがありません。)。ちなみに、音声の遅延もほぼありません。なぜそんなに切れないかというと、左右同時伝送式だからです。
これまでの完全ワイヤレスイヤホンは、「リレー伝送式」でした。つまり、①スマホとイヤホンの親機がつながって、さらに②イヤホンの親機と子機がつながってから③音声が出るという2段階のペアリングでした。2段階なので、どうしても左右の接続が切れやすかったり、音声の遅延が発生しやすいという問題点がありました。
「左右同時伝送式」は、①イヤホンの左右が独立してスマホと接続して②音声が出るので、左右のペアリング切れが基本的に起こらないのと、音声の遅延が少ないのが特徴です。今までも一部の製品で左右同時伝送式がありましたが、高価格帯のものに限られていました。それが4千円台から手に入るTaoTronics SoundLiberty 92 は、ペアリングでもコスパ最強です!
装着感と防水
TaoTronics SoundLiberty 92は、インナーイヤー型なのでスムーズな装着と開放的なつけ心地で快適そのものです。さらにその軽さもあって、長時間付けていても全然疲れません。カナル型と違って耳の中が蒸れることもありません。インナーイヤー型は周囲の音も聞こえるので、誰かに話しかけられても気付かないなんてこともなく、そういった意味でもストレスフリーです。
防水機能は、IPX7です。この価格帯でこの防水性能はすごい! せっかくの防水仕様なので、ランニングや筋トレでも使ってみましたが耳から外れたことは1回もありませんでした。(服を脱いだときはさすがにとれましたけど。当たり前か!)ただ、私の耳は右が大きいのか右だけちょっと浮いた感じがしたことはありました。(でも、外れてはないです。)そのあたりは個人差があるのだと思います。カナル型だとパッドでサイズ調整できるけど、インナーイヤー型はサイズ調整ができないので、スポーツで使いたい人は少し注意が必要かもしれません。参考までに、サイズがわかるように下に写真をのせときます。
横幅は16mmでした。身近なイヤホンとサイズ比較に使ってください。
音質
音質に関しては、コーデックがAACというのと、13mmの大型のドライバを使っていることがトピックです。
AAC
まず、コーデックというのは、音声をBluetoothの電波に乗せて送るときに圧縮したりして効率よく送れるようにした送り方のことです。
コーデックにはたくさん種類があって、代表的なところでSBC、AAC、aptXがあります。簡単に性能を比較すると
というように、右にいくほど高性能になります。じゃ、AACってよくないじゃん!と思うかもしれませんがaptXはAndroidしか対応していないので、iPhoneだとかなりいいコーデックになります。
13mmドライバ
ドライバというのは、音を発している部品のことです。簡単にいうとスピーカーのことですね。一般的にこのドライバが大きい方が、低音を出しやすい、広い音域をカバーしやすいというメリットがあります。
この手のイヤホンは大きくても10mmくらいが相場なので、13mmというのはかなり大きい方です。しかも、左右同時伝送、バッテリー持ちがいい、通話ができる、タッチコントロールなど、これだけ機能がつまっているのに13mmもあるのがすごいです。しかも軽いとなると、やっぱりコスパ最強です!
音質評価
それでは、いよいよ音質評価です。イヤホン、ヘッドホンは何種類か持っているので聴き比べることはできますが、プロではないのであくまで参考ということにしてください。
音質は、ひと言でいうとクリアです。音の分離がしっかりしていて、それぞれの楽器の輪郭がよくわかります。2万円台~3万円台のイヤホン・ヘッドホンもちょくちょく聴くので、正直音質はあんまり期待していなかったのですが、いい意味で予想を裏切られました。
得意なのは、中音です。低音は弱いですね。弱いといっても、品のいい低音って感じです。高音もきれいですが得意というほどではないです。全体的にフラットな印象です。音自体はクリアなんだけど、低音が弱いからか音の深みはそれほど感じられません。かといって薄っぺらい安っぽい音でもありません。中音がいいのでボーカルが映えるポップ向きの音質です。良くも悪くもフラットな音なのでエコライザで自分好みの音にカスタマイズするのもアリです。
音場の広がりはあまり感じません。音がクリアなので1つ1つの楽器やボーカルの存在感はあるものの、その音の響きというか余韻が薄い感じがします。クラシックやジャズといったライブ音源よりもデジタル音源の方が得意だと思います。
結論。AACと13mmドライバはクリアな音作りにいかされていました。この価格帯でこの音質は、必要十分です。音質のコスパがすばらしい! 高音、中音、低音の星だけ見ると低評価に感じるかもしれませんが、全体的にクリアで聴きやすい音なので総合評価は★4つです! やっぱり音質でもコスパ最強でした。フラットな音なので、ながらで聴いたり、スポーツで聴いたり、ポップミュージックやポッドキャストなんかを聴くのに向いていると思います。
中音 ★★★★☆
低音 ★★☆☆☆
解像度 ★★★★★
広がり ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
操作性
タッチコントロール
TaoTronics SoundLiberty 92 は、タッチセンサーが付いているのでイヤホンに触れるだけで操作ができます。物理ボタンでないので、ボタンを押し込んで耳を痛めることがありません。どんな操作ができるのかは下の表にまとめました。よく使う便利な機能は、音量調整と曲送りですね。この2つがあるだけでスマホを取り出すことが激減するので便利です。個人的には、曲送りを2タップ、再生/停止を3タップにした方が便利だと思いますが、慣れの問題なので普通に使っています。
音量+ ⇒ 右 1タップ
音量ー ⇒ 左 1タップ
次の曲 ⇒ 右 3タップ
前の曲 ⇒ 左 3タップ
通話応答 ⇒ 左or右 1タップ
電話切る ⇒ 左or右 長押し
通話拒否 ⇒ 左or右 長押し
音声アシスト ⇒ 左or右 長押し
ペアリング
TaoTronics SoundLiberty 92 のペアリングは1回目も、2回目以降もめちゃくちゃ簡単だったので紹介します。特に2回目以降は、耳につけるときにはもうペアリングが終了しているレベルで驚きました。
例で使っているスマホは、AndroidのGalaxy Note8 です。基本的にAndroidであれば機種の違いはありません。iPhoneは多少表示のされ方が違うみたいですが、やり方は全く一緒なので参考にしてください。
ステップ1 ペアリングモード
イヤホンをケースから取り出すと、イヤホンの左右で接続してすぐにインジケーター(タッチセンサーのところにあります。)が青白交互点滅になりペアリングモードになります。この間、1秒足らずです!( ケースから出さなくてもフタを開けただけでペアリングモードになりますが、ケースから出さないとBluetoothの電波を拾えないみたいなのでケースから出してください。)
ステップ2 スマホとの接続
スマホのBluetoothをオンにして、ペアリングモードにすると上の画面のように「TAOTRONICS SoundLiberty 92」が表示されるのでそちらを選びます。
ステップ3 ペアリング完了
ペアリングが完了すると「TAOTRONICS SoundLiberty 92」の名前が青に変わり、「電話およびオーディオに使用、バッテリー残量〇%」と表示され、実際に接続されていることがわかります。イヤホンからは「Connected」とアナウンスが流れるので音声でも確認できます。
2回目以降は、スマホに登録されているので、イヤホンのケースを開けた瞬間ペアリングが完了してしまいます! 「Connected」のアナウンスを聴くのが間に合わないくらいです。半月くらい使っていてペアリングで失敗することも1回もないので、このあたりも左右同時伝送がいかされています。ペアリングもコスパ最強でした!
とにかく2回目以降が簡単・ストレスフリー!
まとめ
今回は「TaoTronics SoundLiberty 92」を実際に使ってみたレビューとして紹介してきました。これまでのことを★の数でまとめると
装着感 ★★★★☆
連続再生時間 ★★★★★
防水 ★★★★★
コスパ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
となります。音質は高価格帯のイヤホンにはかなわないものの、この価格でこの音質はすごいと思います。装着感はインナーイヤー型・左右同時伝送式のストレスフリーさが際立っていますが、個人的に右耳がちょっと合わなかったので★4にしています。連続再生時間は必要十分。防水はIPX7なので最上位クラスです。当然コスパは最強!ということで総合評価は★5です。(価格と機能とのバランスを考慮した評価です。)
TaoTronics SoundLiberty 92
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- 左右同時伝送式BluetoothTaoTronics SoundLiberty 92
- 13mmドライバの音質
- 防水IPX7
- 軽量・コンパクトの使い勝手
これだけいいところがありながら4千円台という低価格を実現したTaoTronics SoundLiberty 92 はやはりコスパ最強でした! コンパクトで使い勝手がいいので2台目や、はじめての完全ワイヤレスイヤホンとしてもいいと思います。インナーイヤー型で疲れにくい、防水でスポーツも可能なのも魅力です。
コスパ最強イヤホンで、快適ワイヤレス生活を始めよう!
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